2011年11月3日木曜日

チック・コリア 「スペイン」



Chick Corea - Spain










チック・コリア(Chick Corea)は私がもっとも愛するジャズ・ピアニストの一人だ。

マイルス・デイビスのバンドから独立したチックはリターン・トゥ・フォーエバー(Return to Forever 略してRTF)というユニットを組む。

RTFのファーストアルバムが大ヒットとなり、翌1973年に発売されたセカンドアルバム「ライト・アズ・ア・フェザー」(Light as a Feather)の最後に収録されたのが「スペイン」なのである。


この曲はロドリーゴの「アランフェス協奏曲」の引用のイントロから始まり、 やがてテンポを上げてスピード感のあるジャズへと変わる。

コーラスのリフが独特で、跳ねるフレーズをエレピ、フルート、ベースがユニゾンで演奏するのが特徴的である。


チックはアメリカ人であるが、スペイン系の血を引いているため、自分のルーツについての思い入れが強いのだろう。
ラテン色の強い、独特のフレーズでエキゾチックかつ、ファンタジックな雰囲気のソロを奏でていく。


それを後ろで支えているのが、かの有名なベーシスト、スタンレー・クラークのベースラインである。
スタンレーのグルーヴィなベースが、このトリッキーな曲をさらに疾走させているのが分かるだろう。



「スペイン」は後に様々なアーティストにカバーされる名曲として知られるようになる。
バンドをする人にとっては、コーラスがぴったり決まった時の快感から、セッション曲として愛されている。

ジャズは退屈と感じる人にとっても、この曲のスリル感には引き込まれて、10分ほどの演奏時間もあっという間に感じることだろう。

この曲は紛れもなく“ホンモノ”だ。


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曲名:
スペイン Spain

収録アルバム: 
ライト・アズ・ア・フェザー Light as a Feather

アーティスト:
リターン・トゥ・フォーエバー Return to Forever

メンバー:
チック・コリア(Chick Corea) エレクトリックピアノ
ジョー・ファレル(Joe Farrell) フルート
スタンリー・クラーク(Stanley Clarke) ベース

フローラ・プリム(Flora Purim) ボーカル
アイアート・モレイラ(Airto Moreira) ドラム








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